葉留香さんは、いつも亜由香さんと組んで、みんなとは別行動です。
パールさん、今から13年前にとても大きな地震があったのですよ。
今日で東日本大震災から13年目になります。
地震の時、私はちょうど家にいて、
ドールの着せ替えをやっていました。
午後3時から買い物の予定だったので、
そろそろ片付けに入ろうとした、その時、
物凄く激しい揺れに襲われました。
私の人生で、あれだけ大きな地震を体験したのは、
初めてのことです。
ここで死んでしまおうと覚悟を決めた程です。
でも幸いにも鉄筋コンクリートの自宅は無事でした。
ドールさんたちも破損とかなく、全員健在でした。
一応、大きな余震があると思い、
ドールさんたちはソファの上やテーブルの下へ緊急避難。
世の中が大混乱の最中、ドールの避難を優先していたのは、
おそらく私くらいでしょう。
その後、地震のショックから立ち直った工務店の人たちが、
自宅の検査に来てくれたり、親戚の人と連絡を取り合ったりして、
徐々に普段の生活へと。
水道・電気・ガスのライフラインが生きているのが救いでした。
本震のあった11日の夜は余震が続いて眠れませんでしたが、
それも徐々に鎮静化していって、ある意味で「慣れ」て来ました。
ちょうど週末だったので、土曜と日曜の休日で、
みんな精神的にリセットされ、元気になったような気がします。
ところがその頃、福島の原子力発電所では大変なことが起こっていて、
私は奈良県の知人の勧めもあって、15日には東京から避難をすることに。
「疎開列車」とか言われてましたが、新幹線の下り指定席はガラガラで、
ほとんどの人は職場優先で、東京の持ち場を守っていたようです。
待ち合わせ場所の京都駅では雪が降っていました。
あの時の雪景色は今も心に刻み込まれていて、忘れられません。
まるで「落武者」ですね。
これからどうなるのか、とても不安でした。
ただ幸いにも、原子力発電所の事故は収束へ向かいつつある、
と言う情報が出て、お世話になった人、
この人は大阪工業大学の出身なのですが、
これ以上に放射能は拡散しないと太鼓判を押すので、帰京することに。
東京駅はいつもと変わらず、にぎやかでした。
街の風景も特に変化はなく、地震で破損した建物が目に付く程度でした。
あれから13年も過ぎたなんて、とても信じられません。
今日のドールさんはパールさんを選びましたが、
この子は大きな地震を体験したことがありません。
どうか大きな地震が来ませんように。
また大きな地震に遭遇しても、なんとか切り抜けて、
ドールとしての生命を全うできますように。
ダメ人間のドールオーナーからの唯一のお願いです。
今日は墨田区横網町の慰霊堂へ行って来ました。
北風が強かったのと寒いので、少しへたばりました。
でも法要の前日だというのに、予想以上に人が来ていました。
私は人の大勢いるところは苦手なので、いつも前日に行くのですが、
どうも私と同じ症状の人もいるみたいです。
厳かな雰囲気のする本堂は、特に注意して撮影しました。
満開のオオカンザクラもカメラに収めることができました。
東京大空襲の生き残り組である私の母には、
よく空襲の話を聞かされていました。
「キーン」と排気タービンの高い音が聞こえたら、B-29の来襲だとか。
空が大型爆撃機のB-29で埋め尽くされてしまうことも。
東京が焼け野原になってしまってからは、白昼堂々と米軍の艦載機が、
暇つぶしに日本人の歩行者に機銃掃射をしていくようになりました。
母は両国駅の駅舎に飛び込んで、かろうじて難を逃れたとか。
日本は東京上空の制空権を失っているので、
米軍機はもうやりたい放題です。
そのピークが3月10日夜間の東京大空襲でした。
なんでも昭和天皇が被害状況を視察に見えたとか。
今も世界からは戦争がなくなりません。
幸いにも、日本は平和な毎日を送っていますが、
この平和が1日でも長く続くようにと、お祈りをして来ました。
それと千葉県で起こっている群発地震が、
どうか大震災の引き金にならないようにとも頼んできました。
アリスさんの魅力を写真で最大限に引き出すには?
ベスさんのホワイト肌は、陶器の白磁のようですね。
ちょっと寒いんですけど、東京国際マラソン2024を見てきました。
優梨香さん、期待と不安に心が揺れる3月が今日から始まります。
真悠香さんは、とても優しい表情をされているドールさんです。
教室Aヘッドは年代的には、もうだいぶ古いヘッドになります。
御多分に洩れず、うちの子も黄変が進んでいます。
お写真ではそれほど目立ちませんが、
レタッチでかなりの色補正をしています。
そうまでして持ち続けているのは、
たぶん母性愛を刺激するような優しい表情に、
理由があるからだと思います。
一応、うちの幹部の一人ではありますが、
長女役というもう一つの顔を持っています。
他のドールさんたちからは、母親のように慕われています。
こういうオンリーワンの存在感が、
真悠香さんを幹部にたらしめているのでしょう。
綺璃香さんも、たまには黒衣ではないドレスを着るんですね。
この子のパーソナルカラーはブラックです。
旧帝国陸軍の襟章ですと、兵科は憲兵さんです。
みんなを取り締まる立場にある子です。
でも、それは建前であって、本当は心の広くて優しい子です。
うちも30人くらいドールさんがいますから、
中には一人や二人、ルールから外れる子もいます。
その場合、立場が立場なので、注意することはあっても、
あくまでも警告です。
注意された本人の自覚を促すのが仕事です。
それともう1つ大事な役割は少年ドールの管理です。
うちの男の子たちは全員が警備部に所属しています。
もしもの時は、幹部の綺璃香さんが指示を出すことになっています。
一種のシビリアン・コントロールです。
そのためにも、普段から男の子たちとの対話は欠かせません。
裏方担当ですが、綺璃香さんは問題なくこなしています。
きっと度胸と人望があるんですね。